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私が訪れた名所旧跡をご案内します。

スマホのカメラで撮影したものも混じっていますので画質があまりよくないものもあります。素人の限られた感性での写真ですので、たいした作品でもありませんことをご容赦くださるようお願いします。

京都 仁和寺 さくら
仁和寺 公式サイト http://www.ninnaji.jp/

 仁和寺は仁和4年(888)に、第59代宇多天皇により創建された真言宗御室派の総本山です。仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって「西山御願寺」として発願されたといわれています。

 皇室出身者が代々住職を務め、平安・鎌倉期には門跡寺院として最高の格式でしたが、応仁の乱で焼失してしまいました。本尊の阿弥陀三尊や什物類、法燈等が残っています。

 徳川幕府3代将軍家光により仁和寺再興が承諾され、御所から紫宸殿(現在の金堂)、清涼殿(御影堂)など多くの建造物が下賜され、正保3年(1646年)に、ようやく創建時の伽藍に戻ることができました。

 平成6年(1994年)にユネスコの「世界遺産」に登録されました。

 境内には五重塔や二王門など江戸時代に建立された建造物が並んでいます。皇族や貴族とのゆかりが深かったため「仁和寺御殿」といわれる御所風建築物が、仁王門を入って直ぐ左にあり、必見です。


■■
 アクセスと移動


嵐電(京福電鉄)利用の場合
 御室仁和寺駅 徒歩約3分

市バス利用の場合
 京都駅26番にて約40分 京阪三条駅10番・59番にて約40分
阪急大宮駅26番にて約30分 阪急西院駅26番にて約25分

 

御衣黄

 毎年春には、金堂前の染井吉野や鐘楼前のしだれ桜など、13種のサクラが競うように咲き誇ります。

 仁和寺は、御室桜が有名ですが、知る人ぞ知るといわれるのが御衣黄(ぎょいこう)です。

 御衣黄は、淡緑色をした珍しいサクラです。



 御室桜と同様に、仁和寺の御衣黄は、背丈の低い桜です。


 花の大きさは、2〜2.5cmの大きさで、花弁数は10〜15枚の八重咲きです。

 最大の特徴は花弁が肉厚で淡緑色をしていることです。



中心部に紅色の条線があり、
開花時には目立ちませんが、
紅変といって、
開花してから次第に中心部から赤みが増し、
散る頃にはかなりピンク色になります。



 花弁の淡緑色は、葉緑体によるものです。


似た種として「ウコン(鬱金)」がありますが、
御衣黄ほど緑色が強くなく、
淡黄色といったほうが近い表現です。



緑色の部分の裏側には、
ウコンの花にはない気孔も持っていますので、
葉に近い面もあります。

御衣黄 名前の由来


勅使門


勅使門前の御衣黄

御衣黄という名前は、
江戸時代中期から見られる、
貴族の衣服の萌黄色に近いことに由来しています。



花と共に、葉も出てきています



天皇・皇后お手植えの御衣黄


中門前の御衣黄

奥に五重塔が隙間から見えます。



緑色の濃さは、地方によっても異なるようです。



まだ、つぼみの堅いところもありました。



花の色が緑色なんて、信じられませんね。


なんとも言えない気品ある淡緑色



手前は御衣黄、左手のピンクは八重桜でしょうか?


ちょっと紅味が出てきている花もありました。



中門前の御衣黄

御室桜と同様に、背が低いです。



中門左手前の御衣黄


中門と五重塔が見えます。

御室桜

 江戸時代に再興された頃に植えられた御室桜(おむろざくら)は、例年4月中旬に見頃を迎えますが、近年は早まってきています。

 当時と同じ姿を現在に伝えているといわれていますが、かつては八重桜でした。それが近年は一重のサクラが多くなっています。

 仁和寺は、真言宗御室派総本山です。その名前に出てきます「御室」から、仁和寺中門左手に御室桜はあります。

 史跡・名勝・天然記念物として広く知られ、江戸時代から庶民にも愛されています。

 御室桜は遅咲きで、背丈の低い桜です。

 桜の下に粘土質の土壌であり、土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせないことから背丈が伸びないといわれています。



↑ 拡大


訪れたときは、やや遅めでした。
通常ですと入場料を取られますが
遅いことから無料で拝見できました。



御室桜のある苑内は、日本の通路があります。



サクラの絨毯とタンポポ


タンポポが、サクラの絨毯に遠慮がちに咲いていました。



ピンクの絨毯が続いています。



青い空に御室桜



時期的に遅いといっても
暖かい日が続いたからです。
例年なら今がベストシーズン



御室桜に新緑
御室桜と五重塔


御室桜から五重塔が頭をもたげています。



一段高い所から


青い空を背景にそびえる五重塔



ベストアングルのひとつ



チョコッと帽子の頭を出す五重塔



近景のサクラも良いでしょ!



御室桜と五重塔に
緑の松と青い空


五重塔の九輪がちょこんと


御室桜に包まれた五重塔


五重塔ばかりではなく
サクラ君にも経緯を表して



アップの御室桜


アップの御室桜と五重塔に
緑の松と青い空


建物は茶処


参道から中門方向を見る
順光のサクラは色が鮮明

仁和寺のツツジとサクラ


ツツジの露出が良くないですが
五重塔ははっきりと



なんとかツツジの鮮やかさを引き出せました



次々と観光客が写真撮影のためにこの前に立ちました。


サクラに負けじとツツジが処々に



しだれ桜にツツジ
バックは五重塔



八重桜と新緑



まだ残っていたソメイヨシノ



鐘楼前のしだれ桜

ちょっと時期的に遅かった


八重紅枝垂れ
背景は鐘楼


仁和寺には、有明も結構見られます



鐘楼隣の御影堂の壁とツツジ
右手奥は水掛不動尊

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