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経営コンサルタントに関するQ&A

学生さんのご質問

 


学生のうちから経営コンサルタント業を考える人が多くなっています。大学の就職関係者は「経営コンサルタント資格=中小企業診断士」と考え、「中小企業診断士資格を取得しないと経営コンサルタントにはなれない」とアドバイスをすることが多いようです。経営コンサルタントへの道はいろいろあります。学生さんには是非すばらしい人生の入り口で失敗しないように、経営コンサルタント歴約35年の「コンサルタントのためのコンサルタント」と呼ばれる立場で誠意を持って回答いたします。

 1  学生にとっての「経験」とは何か 
 2  経営コンサルタントになるためにどのような準備を
 3  経営コンサルタントを目指して公認会計士資格取得を目指す大学生  
 4  経営コンサルタントを目指す大学生の進路
 5  経営コンサルタントを目指す大学生の就職先は大企業か中小企業か
 6  大学生に求められる社会人としての常識とは 


■ 学生にとっての「経験」とは何か? .

私は大学2年生です。経営コンサルタントには「経験」が必要ということはわかりましたが、経験とは、具体的にどんなことなのでしょうか?経営コンサルティングの会社に就職して技術を身に付けていくことなのでしょうか?


「経験」という言葉は、意味が広いですね。

経営コンサルタントというのは、「豊富な知識を持って、社長さん達にアドバイスをする」だけではうまく行きません。社長さんは、その業界では永年仕事をやってきたわけです。ですから、ある面では経営コンサルタントよりもその分野では経験が多い可能性があります。

それを上回る「プラスアルファ」を経営コンサルタントが持っていないと「この若造、偉そうに何を言っているか」と心の中で思わせてしまいます。

そうかといって、経営コンサルタントが全てにおいて社長さんより優れるようになることは、今日のように専門化が進んでいると不可能と言っても過言ではありません。

「社会人としての経験」を踏んでいると、最低限度のマナーや常識を身につけている可能性が高いですね。さらに、サラリーマンでもよし、起業でも良し、なんらかのビジネス実務面での経験をしているとどこかでプラスになるでしょう。

ビジネス面での経験を基本に経営コンサルタントとしてのドメイン(自分の得意とする分野)を決めて、そこからスタートするのが経営コンサルタントとして何とか収入を得られる近道のようです。

大学・大学院を卒業して、すぐにコンサルティング・ファームに入社する人もいるようですが、上述の「経験」を積んでいないので「頭でっかちなコンサルティング」をしてしまいがちです。「コンサルティングは、知識ではなく心でするもの」なのです。

ビジネス面での経験を積むと、表面の字面だけではなく、行間を読めるようになることが多いのです。人の心を敏感に読むことも経営コンサルタントとしての資質・能力の一つと言えます。

経営コンサルタント的な視点(これも抽象的ですが)は、一朝一夕にして取得できないので、たとえば内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会の研究会員として体得するというのも一つの方法です。

わたくしのブログを見てくださるのも、経営コンサルタント業というものを理解するのに一歩近づくかもしれません。

ただし、水を差すようですが、経営コンサルタントで生計を立てるということは、決して容易ではないことを知っておいてください。

あなたの豊かな人生の一助になれば幸いです。

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■ 経営コンサルタントを目指す大学生の進路 .


 将来経営コンサルタントを目指す経営学部の大学生ですが、卒業したらコンサルティング・ファームに入るべきでしょうか、それとも一般の企業に入るべきでしょうか?


 進路としてコンサルティング・ファームか、民間企業化、官公庁か・・・

 いろいろあるでしょうが、ここではコンサルティング・ファームか民間企業かという点について絞って記述させていただきます。

 コンサルティング・ファームで力を発揮するには、MBAを取ることをお薦めします。多くのコンサルティング・ファームは、MBAを持っていないと入社できないでしょうし、例え入社できてもコンサルティング業務よりは経営コンサルタントの手伝いから始めることになると思います。

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■ 経営コンサルタントを目指す大学生の就職先は大企業か中小企業か  .


 経済的な理由からMBAへの道を断念しました。企業でビジネスパーソンとしての経験を積んでから経営コンサルタントを目指そうと考えています。

 大企業を選ぶべきか、中小企業が良いのか、迷っています。どちらが良いのでしょうか。


 MBAを目指さず、企業勤務の道を選ぶとしたら、大企業か中小企業かということになると思います。

 大企業では、業務の一部分を担当するだけで、企業経営全般の経験をすることは難しいです。しかし、大企業は企業経営がスムーズに行くように仕組みがキチンとできていて、それを習得することはコンサルティングに大変に役に絶ちます。

 一方、中小企業は、経営管理の仕組みそのものがキチンとできていないところが多く、そのために企業経験の少ない人にとっては、それが当たり前のように思えて、甘い管理態勢の中での経験を重ねることになります。これは、コンサルタントを目指すにはマイナスです。

 ところが、中小企業に勤務すると、与えられた仕事をしているだけでは済まず、色々な仕事をやらされそれとの関係から、企業全体を見やすいというメリットがあります。これは給料をもらいながら、コンサルタントになる勉強をさせてもらえるとみることもできます。

 ある程度管理の仕組みがキチンとできていながら、中小企業の良い面をもっている中堅企業は経営コンサルタントを目指す人にはメリットが多いかもしれません。

 しかし、中堅企業への入社も狭き門ですし、大学の進学指導をしている人が中堅企業についての知識・情報を持っていないことも多く、中堅企業を目指す学生さんは大変でしょう。

 民間企業を目指す場合には、すくなくても10年くらいはサラリーマン経験をすると、それなりの経験を重ねられると思います。

 企業に勤めながら、経営コンサルタント資格を取得することは大変でしょうが、実務経験はコンサルティング業務に活きるでしょう。

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