グローバルな視点

経営者・管理職とコンサルタントの交流サロン
メールマガジン バックナンバー

第3回
平成13年7月15日
 (西暦2001年)

 長い梅雨の中休みで暑さにうんざりしていましたが、やはり梅雨は明けていたのですね。

 第一号を発行した後から、多数の方々から反響があり、急遽第二号を6月に発行しました。その後も多数の方からの購読申し込みがありました。大変ありがとうございます。

 これもひとえに、読者の皆様のおかげと感謝いたしております。



■■■ も く じ ■■■

  ◆ 第三号発行ご挨拶

  ◆ 第一特集 「失敗しない経営者・管理職はここが違う」

      第一章 「管理」というのは暖かいものです
        1−3 金太郎飴経営を見直そう

  ◆ 第二特集 「ゼロから始めるパソコン・インターネット講座」 
      パソコンが動かなくなった!! どうしよう

  ◆ 無料診断企業募集
      あなたの会社をコンサルタント育成にご提供ください

  ◆ 経営コンサルタント募集
      プロも希望者もコンタクトしてください



  【 注 】 経営者・管理職のQ&Aは、お休みさせていただきます。



連  載 失敗しない経営者・管理職はここが違う


第一章 「管理」というのは暖かいものです
 1−3 「金太郎飴経営」を見直そう






■■■ 1−3 「金太郎飴経営」を見直そう ■■■


 前号では、「管理とは暖かいものです」とお話ししましたが、多くの方から「そう
だったのですね」という反響を得ました。第一号の「当たり前のことが当たり前に
できる」に続き、好意的に私の考えを理解してくださり大変うれしく思っております。

 ある美人(?)からは、「印刷して課長に突きつけてやり、スーとしました」という
メールもいただきました。



■■■ 「共通目標」ができていますか? ■■■

  企業理念のない企業は、背骨のビシットと通ったところがなく、これからの時
代「存続すら危ぶまれる」と言っても過言ではないくらい、ここにきてまた「企
業理念」の重要性が再認識されています。

 すなわち、「コアコンピタンスの見直し・再確認」と言うことが叫ばれ、コアコ
ンピタンスを考える時に「企業理念」が見直されるからです。

 コアコンピタンスとは、自社の持っている、あるいは自社の独自性が発揮でき
る、自社にとって不可欠な力、すなわち忘れてはいけない企業財産をいい、そこ
に経営資源を集中するという経営戦略です。

 しかし、いくら立派な企業理念があっても、それを実現する努力がなされなけ
れば意味はありません。抽象的な理念を実現する計画が企業方針であり、経営計
画であるのです。換言すれば、これが「共通目標」なのです。

 この共通目標を実現するために、企業の年度計画を立て、それに基づき部門計
画・個別計画が策定されるのです。

 ほとんどの企業で「目標」はたてているでしょう。しかし、それが全社員に徹
底されているでしょうか。

 管理職は、全社の年度計画や部門計画に基づき、月度や日次計画を部下に立て
させ、それがまた共通目標と合致するかチェックし、それをフィードバックしな
ければなりません。全社員が同じ方向を向いていることが大切です。



■■■ 「共通認識」がはかられていない ■■■

 例え、立派な目標を立てても、社員がそれを共通目標と認識していなければ、
絵に描いた餅にすぎません。誤った解釈や自分勝手な理解も困ります。

 管理職の重要な任務の一つは、企業の計画や目標を部下に正しく理解させるこ
とです。「計画がある」という情報を、社員に単に知識として持たせるだけでなく、
肌で解らせることです。

 共通目標をきちんと認識させ、同じ理解の上に立つこと、これが「共通認識」
です。どの社員でも、同じ認識を持ち、同じに説明できなければ「共通認識」と
は言えません。

 ちょうど、金太郎飴が、どこの切り口を見ても同じ形をしているように、どの
社員に「計画・目標」のことを聞いても同じような答えが返ってこなければ共通
に認識されているとは言えません。

 それにはふだんから実務を通じ、管理職と部下とが双方向のコミュニケーショ
ンをはかっていることが重要です。

 「経営は民主的に、会議はホンネで」、そしてダラダラ会議をやめ、戦略会議に
しなければなりません。日常はOJTを通じて個別面談で双方向コミュニケーシ
ョンで風通しをよくしましょう。



■■■ 「共通行動」で全社ベクトルの実現 ■■■

  共通の目標を正しく理解した上で、経営計画・年度計画・部門計画に基づき社
員各自の期間・月度・週間計画や日程計画を立案します。管理職と面談し、それ
らが上位計画にそったものであるかいなかを確認し、必要があれば修正します。

 管理職の計画と部下のそれとがバラバラであってはなりません。企業目標に向
かって、トップから一般社員までが、それぞれのレベルに応じて、統一された行
動を起こし、一丸となってむかうこと、換言すればトップから社員までの行動が
有機的に結合し、目標に向かってベクトルをあわせて行動する、これが「共通行
動」です。



■■■ 「金太郎飴経営」への批判 ■■■

  上述のような「共通目標・共通認識・共通行動」を英語で表現すると

     Common Aims
     Common Acknowledgement
     Common Action


となり、その頭文字をとって「3CA's」と言っています。

 3CA'sは、一時話題になった「金太郎飴経営」に通じるところがあります。

 「金太郎飴経営では、社員の個性がなくなる」、という批判をしばしば聞きます。
しかし、社員の個性を重んじるために、企業がバラバラであっては経営効率はよ
くありません。

 例えば、初めてゴルフをやり始める時に、まずグリップやスタンスといった基
本的なことをきちんとすることからやり始めるでしょう。そしてスイングの基本
を体で覚え、基本がきちんとできることからスタートすると思います。

 「基本がきちんとできる」こと、すなわち「当たり前のことが当たり前にでき
る」ようになってから、「コースが右にドッグレッグ(右に曲がる)しているから、
スライスボール(打球が右にカーブ)を打とう」というように応用動作を考える
ようになります。

 すなわち、「当たり前」のことができるようになってから「個性的」な部分を伸
ばしていけばよいのであって、すべてマニュアル通り、全社員が同じようにやる
ことを強要することではないのです。



◆ 予告

  次回は、「スパイラル・マネジメントを取り入れよう」をお送りしたいと考え
ています。


◆ バックナンバー

 過去2回のバックナンバーは、PUBZINEホームページからもご覧になれますが、
下記URLで画像入りでご紹介しております。

   
http://www.glomaconj.com/pubzine/backnumber.htm



連   ゼロから始めるパソコン・インターネット講座


第二回 パソコンが動かなくなった!! どうしよう


 このメールマガジンをお読みの皆様は、きっと私よりはるかにパソコンについ
て詳しい情報をお持ちと思います。

 第一回のこの講座をお読みになって、発行者の体験から初心者のことを考えた
記事だと喜んでいただいたメールをいただきました。

 このことに意を強くして、本当にゼロから始める人たちの情報を提供し続けよ
うと考えています。




■■■ パソコンが動かなくなった ■■■

 マウスを動かしても、キーボードをたたいても、パソコンがウンともスンとも
言ってくれないと言うご経験はありませんか?

 その様なときに、パソコンを蹴飛ばしたくもなりますね。

 私は、Windowsを使っているので、このようなことが起こるのでしょうか?マ
ックでは、こんなことはないのでしょうか?

 そんなとき、私はこんな手順でやってみます。



◆ とにかく数分は待つ

 自分の操作が、パソコンを混乱させているのかもしれません。そんな時には、
パソコンなりに正常に戻そうと努力していると思います。

 その努力に応えてあげるために、数分は待ってあげます。


◆ どこか別のところをクリックする

 もし、マウスポインタが動くようでしたら、画面の別のところにポインタを移
動し、クリックしてみます。

 すると、次の操作を受け付けてくれることがあります。これは、パソコンが私
の次の命令を待っていてくれている時なのかもしれません。

 MS-DOSの時代ですと、ESCキーを押すのとよく似ていますね。ですから、何も
受け付けてくれないときに、未だにESCキーを押してみます。


◆ それでもだめな時

 上記の操作でうまくいくことの方が珍しいかもしれません。

 とにかくそれでもだめな時には、CtrlキーとAltキーとDeleteキーの3つの
キーを同時に押してみます。

 すると、多くの場合解決します。

 パソコンが混乱を起こして、プログラムが止まった状態、あるいは忙しく同じ
プログラムを繰り返している状態なのかもしれません。

 この操作は、むやみにやってはいけませんと多くのパソコン解説書に書いてあ
りますが、どうしてよいのかわからない初心者には救いの神です。


◆ 最後の手段

 まだ、とるべき手段はあるのかもしれませんが、それでもダメな時には、MS-DOS
の時代では、リセットボタンを押しました。

 しかし、最近のパソコンのリセットボタンは、最後の最後の手段のようで、こ
れを押すと基本的な設定も消えてしまう機種が多いようです。

 ですから、リセットボタンを押すというのは、最後の最後の手段と心得ていま
す。
 では、最後の手段は何でしょうか?

 誰でも知っている、電源ボタンを押すことです。ただし、私は何かの本で読ん
だことがある「5秒以上」押し続けることにしています。

 電源ボタンを押すと、再起動した時に青い画面(ブルースクリーン)になり、
スキャンディスクという操作をパソコンが自動的にやってくれます。

 ファイルの壊れた部分を自動的に修復してくれます。

 WindowsMEでは、最終状態に自動的に戻してくれる「システムの復元」機能が
付いています。ブルースクリーンの代わりに、いつの状態に戻すのか問い合わせ
てくれる画面が表示されます。

 通常は、その中で最新の状態を指定します。ただし、この機能はシステムがイ
ンストールされているドライブに200MB以上の空きがないと通常は使えないよう
です。


◆ 最後の最後の手段

 前述しましたように、最後の最後の手段というのはリセットボタンを押す方法
です。

 でも、その前にメーカーのカスタマーサービスなどに電話することをお勧めし
ます。

 電源ボタンを押しても電源が切れない場合があります。自分でどうしてもやり
たいと言う時にはやむを得ません、リセットボタンを押してください。

 ノートパソコンでは、底面に小さな穴があいていて、そこをゼムクリップなど
の細い針金などで押すとリセットされます。

 ただし、前述のようにこれは購入した時の状態に近い状態に戻ってしまいます
ので、せっかく設定した内容が消えてしまうようです。

 コントロールパネルをあけて、設定をし直したりする必要が起こりかねません
ので、できればここまではやりたくないですね。


 それでもダメな時は、メーカーに問い合わせて修理してもらうことでしょうか。

 パソコンに詳しい方、何かよい方法があれば教えてください。




■■■ 終了操作でハングアップ ■■■

 作業が終わり、パソコンをシャットダウンしようとした時に、[Windows の終了]
ダイアログ・ボックスで、[電源を切れる状態にする] を選択してから [OK] をク
リックすると、「Windows を終了しています」のメッセージを表示したまま応答し
なくなることがあります。

 これは、OS(基本ソフト)のバグ(プログラム不良)である可能性がありま
す。マイクロソフトのホームページで以下の情報を参照して、該当する人は対処
してください。

  
http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/JP239/8/87.htm
  Windows 98 Second Edition Shutdown Supplement に関する情報
  文書番号: JP239887


 とにかく、パソコンというのはいろいろなことが起こりますね。それというの
もいろいろなことができる複雑な道具であるからかもしれませんね。







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■■■ 編集後記 ■■■

 経営コンサルタントの業界で四半世紀の永きにわたりお世話になってき、その
経験から業界へのご恩返しをかねて何かをしたい考えて、このメールマガジンを
発行し始めました。
 力のある多くのコンサルタントが情報不足から、持てる力をもてあましている
先生方たくさんいます。また、これから経営コンサルタントを始めたいのだが、
どうしたらよいのか困っている人たちも多く、私たちのホームページをご覧にな
って問い合わせをいただくことも多々あります。
 その一方で、経営者や管理職、あるいは商工会議所様を始め多くの団体様で能
力のあるコンサルタントや講師をお捜しであるのも事実です。
 このような、ミスマッチを解決するお手伝いをグロマコン
Global Management Consultants グループ
で行おうと考えた次第です。
 今後とも末永いおつきあいをよろしくお願いします。



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   電子出版:      経営者・管理職とコンサルタントの交流サロン
   発行者:        今井 信行 (C)Copy right 2001
                http://www.glomaconj.com/
   協力:         Pubzine  http://www.pubzine.com/
   ご意見等:     KK00047@bun-net.ne.jp
   登録変更解除: http://www.pubzine.com/detail.asp?id=13923
■――――――――――――――――――――――――――――――――――■

発行にあたって


 この度、Pubzine様のご協力を持ちまして、念願のメール・マガジンを発行する
段に至りました。

 私事で恐縮ですが、経営コンサルタントの業界で20年余の永きにわたりお世話
になってきました。しかし、力のある多くのコンサルタントが情報不足から、持て
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ている人たちも多く、私たちのホームページをご覧になって問い合わせをいただく
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 今後とも末永いおつきあいをよろしくお願いします。